丸新発酵蔵部・宮本結実

「母の手作り味噌の味を次の世代に伝えたい」

丸新発酵蔵部・宮本結実さん

「みそソムリエ」や「豆腐マイスター」の資格を持ち、「母の味紀州フルーツ味噌」として個人で味噌料理などを普及。2014年からは湯浅町の湯浅醤油(有)に所属し、味噌や醤油などに関する食育イベントの企画・開催を手がける「丸新発酵蔵部」の担当者として活躍している。

味噌や無添加食品など、母の手作り料理に幼いころから親しんできた宮本さん。大人になり独り暮らしや海外留学など、外の世界を知り、普段何気なく口にしてきた母の料理の価値を知ることができたという。

なかでも母が作る味噌汁の味は格別だったといい「大人になるまで母が作った味噌が手作りだったということすら知りませんでした。いい食材をひと手間加えることでこんなにもおいしくなり、また私と母のように家族の絆を深めることにもつながる手作り味噌の魅力を広く伝えていきたいと思うようになりました」。

その後は味噌づくりの基礎である発酵について学び、「みそソムリエ」や「豆腐マイスター」となり2011年からは個人で味噌づくりの普及に努めてきた。2014年には、醤油の製造販売で全国・海外にもその名を知られる湯浅醤油(有)に入社。まさに宮本さんが学びたかった発酵・醸造に関する県内トップレベルの会社で、「丸新発酵蔵部」の担当者としてイベントの企画・開催など、これまでの経験をいかんなく発揮しながら、日々発酵・醸造の技術を学び、また全国や海外から訪れる目の肥えた客との応対に至上のやりがいを感じているという。

海外にも視野を広げる同社で、さまざまなチャンスを与えられている現状に感謝しながらも「和歌山にはおいしくていい味噌屋さんがあるのに、知らない人が多い。味噌は和洋折衷どんな料理にも使うことができるので、用途は味噌汁だけでないことを伝えていきたい。家庭で味噌をつくるということは大変なことのように思えますが、実は簡単で面白いんです。ぜひみなさんにも手前味噌を作っていただきたい」と、自分らしい一貫した目標を持ち続けている。「丸新発酵蔵部」では、味噌や醤油などの手作りイベント・カルチャースクールを企画・開催。個人から企業、学校など幅広い対象者に出張教室も行っている。

関連リンク

・丸新発酵蔵部

・フェイスブックページ「みそソムリエ宮本結実 母の味紀州フルーツ味噌」

2016.01.13